【終了】Archives, OrchestreAvantGarde 2nd.Concert
躍進する新世代古楽オーケストラ、熱狂の夏。
オルケストル・アヴァン=ギャルド 第2回演奏会
サリエリ 歌劇「ファルスタッフ」序曲
Antonio Salieri (1750-1825)
Sinfonia from “Falstaff, ossia le tre burle” (1798)
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 作品55
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
“Sinfonia eroica, composta per festeggiare il sovvenire d’un grand’uomo” (1804)
指揮:渡辺祐介
管弦楽:オルケストル・アヴァン=ギャルド
2021年9月2日(木)18時30分開場 19時開演
会場:渋谷区総合文化センター大和田さくらホール
入場料:全席指定 4,000円(学生2,500円)
主催:オルケストル・アヴァン=ギャルド
後援:日本ベートーヴェンクライス
「オルケストル・アヴァン=ギャルドの「英雄」」
合唱団「マヨラ・カナームス東京」と共演を重ね、宗教合唱曲の演奏に高い評価を受けてきたオーケストラが発展的に組織された《オルケストル・アヴァン=ギャルド》。当時の「前衛」を現代に鮮やかに伝えるべく、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏を目標に掲げている。熱狂をもって迎えられた2019年2月の第1回演奏会に続く今回、交響曲第3番「英雄」の熱演に期待が高まる!
指揮:渡辺祐介
ヴァイオリン:荒木優子(コンサートミストレス)、天野寿彦、池田梨枝子、遠藤結子、高田あずみ、髙橋奈緒、高岸卓人、廣海史帆、齋藤佳代、水谷有里、山内彩香
ヴィオラ:深沢美奈、秋葉美佳、中田美穂、山口真
チェロ:山本徹、上村文乃、野津真亮
コントラバス:布施砂丘彦、永田由貴
フルート:柴田俊幸、野崎真弥
オーボエ:三宮正満、荒井豪
クラリネット:満江菜穂子、戸田竜太郎
ファゴット:岡本正之、鈴木禎
ホルン:大森啓史、塚田聡、大野雄太
トランペット:斎藤秀範、大西敏幸
ティンパニ:井手上達
<音楽監督・渡辺祐介のコメント>
1817年のこと、「ご自分の交響曲の中で最も気に入っているものは?」と人に問われ、「それは “エロイカ”だよ」とベートーヴェンは明快に即答したという。作曲家本人にそう言わしめるほど、《英雄交響曲》はそれまでの交響曲というジャンルでの慣習的な枠組みを打ち砕いた、真に革命的な作品として今日まで君臨し続けてきた。複雑大胆な数多の転調、拮抗する拍節法、楽器の性能を限界まで使わねばならぬ容赦ない表現…まさにこの作品は、ウンベルト・エーコ言うところの「知覚の衝撃」に他ならない。