【配信終了】アーカイブ配信 第二回 歌曲の森 小池優介 × 井出德彦 F. Schubert / F. シューベルト

2021.7.9 Singen und Singen – 詩と歌 –

『あつまれ歌曲の森 第二回』

F. Schubert / F. シューベルト

バリトン : 小池優介

ピアノ : 井出德彦

F. Schubert / F. シューベルト

『白鳥の歌』 Schwanengesang  より

1. Liebesbotschaft 愛の知らせ

2. Frühlingssehnsucht 春のあこがれ

3. Aufenthalt 住処

4. In der Ferne 遠い地にて

5. Abshied 別れ

6. Ihr Bild 彼女の絵姿

7. Das Fischermädchen 漁師の娘

8. Die Stadt 街

9. Am Meer 海辺で

10. Der Doppelgänger ドッペルゲンガー

11. Die Taubenpost 鳩の便り

ピアノ : スタインウェイ・ハンブルグ(B211 型)  

 シューベルトの《白鳥の歌》は歌曲集としての体裁はとっていても、以前に作曲された《水車小屋の娘》、《冬の旅》とは違い、物語としての一貫した筋を持っていない。《白鳥の歌》はレルシュタープの7つの詩、ハイネの6つの詩、それにザイトルの一つの詩への付曲からなっている。全14 曲中の 13 曲はシューベルトの他界した 1828 年 8 月に作曲され、ザイトルの詩に付曲された残る 1 曲は彼の死の直前の 10 月に由来する。  

 シューベルトの死後、これらのリートは彼の兄フェルディナントによって楽譜出版社に委託された。出版社のハースリンガーは、白鳥は死ぬときに一声美しく鳴くという言い伝えのあるところから、この一連のリートに「白鳥の歌」という総題をつけて出版した。  

 当時、彼は《美しい水車小屋の娘》や《冬の旅》とは別の、もっと新しい形の歌曲集を構想していた。その中で彼はレルシュタープとハイネの詩に特に強く引かれるものを感じ、これら二人の詩人の作品の中からたがいに関連のある詩を選び出して作曲に取り掛かった。同じことが《白鳥の歌》のトリを飾るザイトルの詩についても言えるだろう。実際、彼はこれらをひとまとめにして出版する考えを漏らしていた。

小池優介 こいけ・ゆうすけ バリトン

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時に同声会賞、アカンサス賞を受賞。現在、同大学の大学院音楽研究科声楽専攻に所属。声楽を勝部太、川上洋司、萩原潤の各氏に師事。これまでに、J.S. バッハ作曲「ロ短調ミサ曲」「マタイ受難曲」、数々の教会カンタータ、G.F. ヘンデル「メサイア」、F.メンデルスゾーン「エリヤ」のエリヤ役など、宗教曲のバスソリストを多く務める。2019 年セイジ・オザワ松本フェスティバル OMF 室内楽勉強会~リートデュオ~に出演し、白井光子氏よりドイツ歌曲の指導を受ける。バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。

井出 德彦 いで・のりひこ ピアノ

静岡県出身。桐朋学園芸術短期大学ピアノ専修卒業。2006年にオーストリアへ渡り、ウィーン国立音楽大学歌曲伴奏科にて、David Lutz 氏の下で研鑽を積む。帰国後は伴奏者として、北九州国際音楽祭ドイツ歌曲サロンコンサートや桐朋学園ファカルティーコンサート、日本 R. シュトラウス協会主催の歌曲例会など多数のリート演奏会に出演している。最近の活動では、バリトン歌手・小森輝彦氏の CD『R. シュトラウス歌曲集』のピアノ伴奏、東京文化会館主催歌劇『ヴォルフ イタリア歌曲集』のピアノを務める。

圓谷 俊貴 つむらや・としき ピアノ

福島県古殿町出身。 チェンバリスト・ピアニストとして活躍する異才の演奏家。東京藝術大学音楽学部声楽科、器楽科古楽チェンバロ専攻の両科卒業。アンサンブル室町メンバー。ピアニスト、コレペティートルとしても評価が高く、様々な歌手や奏者がその共演者に指名。第 88 回日本音楽コンクール木下賞《共演》受賞。古楽オーケストラ『Promusica Legatus プロムジカ使節団』主宰。公式 YouTube チャンネル『Promusica Continuo Classics』。

#シューベルト #歌曲 #リート

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